私が思うに、今の日本を見ていると、日本人は勤勉かもしれないが、真面目ではないし、コネと隠蔽と捏造ばかりだし。
ということは、だ、ずさんな国でもアメリカの二番手、一時期なら一番にもなれる、ということを逆に示している。
そう考えると、中国が二番手なのは当然だし、ナイジェリアが次の大国なのも間違いないだろう。
日本のようなずさんな国でもここまで経済成長できたのだから、他の国だってできる。
かつてアルゼンチンは次の大国と言われたのだ。
嘘だと思うだろう?
19世紀、アルゼンチンは間違いなく先進国の一角だった。日本よりはるかに進んでいたのだ。
よく、フランス人やイタリア人は適当だ、怠け者だというが、じゃあ、19世紀になったばかりのころの世界最大の先進国はどこだったと思うんだ?
フランスだぞ?
イギリスと覇を競った超大国だぞ。
イタリアも同じ。戦前まで(高度成長期前までといってもいい)日本が経済力でイタリアを超えたことはない。
そう。ずさんだ、怠け者だ、ということと経済成長は関係ないし、ずさんな日本人が経済成長できたのが何よりの証拠だ。
日本人は勤勉で精緻だったから経済成長したわけではない。
ずさんだと日本人が蔑む世界の人々と同じく、日本人もずさんだ。
フィリピン人に言わせれば、始業前から仕事が強制されるうえ無給、始業後も給料が出ない日本人は時間にルーズでずさんだという。全くその通りだろう。