アメリカでのイーロン・マスクの扱いはホリエモンだそうだ。すごい人物と手放しに称賛しているのは日本人だけだ。みてりゃあわかる。さらに言えば、なぜか日本ではテスラとスペースXの人で、そもそも最初に彼がそれらの事業を始められる資金源としたPayPalの話がまったくない。
テスラもスペースXもAppleと同じでなくなっても大して困らない(GAFAMで一番不要かもしれない)が、PayPalに世話になってないやつは案外いないんじゃないか? 海外通販での決済で最早必須だ。
今回Twitterのアイコンが柴犬に変更されたが、正直きもちわるいノリだ。
日本で言えば2chねるのノリ。向こうでいえば4chのノリ。とにかく、日本人は白人の区別がつかんから見誤るが、イーロンはありていにいって、チー牛である。
いってしまえば、逮捕されず日本のTV業界を制圧できたホリエモンがイーロンなのである。
しかし、イーロン・マスクが成功者なのは間違いがない。
が、彼はアメリカのベンチャー成り上がりの例にもれず、技術者ではない。この辺、勘違いしている日本人が多いが、アメリカでも技術屋は富豪にはなれても、偉大な成り上がり成功者にはなれない。ジョブスとウォズの違いといえる。
なので、Twitterのエンジニヤリング的なことについてはトンチンカンなことを言っている。
で、私が思うにマスク氏がしたいのは「遊び」「実験」であって、Twitter社をどうこうしたいわけではあるまい。独裁者としてやりたい放題した結果、どうなるのか知りたいだけなのだろうな、と思う。
というのも、スペースXにせよ、テスラにせよ、あまりおふざけはできない。最悪人が死ぬからだ。
テスラもクラクション音をオナラにしたり、コンバータをアメリカ合衆国の形にしたりはできても、それ以上はふざけられない。
しかし、ポケットマネーで買ったTwitterはどうなってもいい。
Twitterがなくなっても、誰も困らない。自分の金で買った株が紙くずになっても、十分遊んだし満足。まあそういうことだろう。一種の社会実験だ。