オタクのジェネレーションギャップ

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 よくわかる。

 理由の一つに、Vもそうだが、それをプロデュースする権力を持つ地位に、宮崎勤のせいで隠れオタクだった世代(1980年以降の生れ。エヴァを思春期前後にみたような世代)がついたことだろう。

 コラボしまくるのも、40代の事実上の決定権をもつ人々が関わっている。

 彼らはより上の世代(コミケを始めた世代やSFマニアが主体だった世代)のようにオープンではなかったが、数はいたし、隠れていたのでいろいろな場所に潜伏している。
 TVでもアニメ叩きオタク叩きが明らかに減少したのもこれだ。シンパがどこそこにいるからだ。

 またこの世代は子持ちである。子供が鬼滅といえばまあ一緒に見る。私の親世代はそうではない。私の父親はこっちよりだったが、母親は漫画も一切読めない。
 私もこの人のように、ラブライバーが闊歩するのを、マイルドヤンキーみたいだな、とは思った

 もともとオタクとヤンキーは親和性があるが・・・。
 陰キャ陽キャという言葉も消えたし、今はメルティングポットなのだろう。
 じゃあ、どこで差がつくんだ。チックトックとかいうあれか。あれでアニメの曲で踊れるのがイケてるので、踊れないのがイケてない?

弱者男性は支えてくれる異性を獲得出来ないからこそ弱者男性で、擬似的に「この娘なら支えてくれる」って気分を味わえるから依存して、その結果が現代では「推す」って行為になるだけで「知らない男」と「知らない男と付き合ってる強者女性」を応援する余裕なんてないと思う。

 確かに昔のギャルゲのメーンヒロインって庇護欲系だったよなあ。ただ同時に姉御系もあったな。甘えさせてくれるの。どっちも消えたな。

 グリッドマンの六花は人気キャラだけど、声質といい一挙一等速といい、リアルに近い女子高生なんだよね。
 ギャルゲのヒロインっておまえみたいなのはいねえよ! と一蹴するようなのしかいなかったし、アニメヒロインもそんなんばっかだったが、萌え声でもなくぼそぼそ喋るし、好きな男にちゅきちゅき! ってなるわけでもないし。

 ああいうのがウケる。

 まあ、私より前の世代だとダーティペアとかコブラのレディとか強い女性をオタクも推してるんだけどさ(まあこのころは婚姻率は90%以上あったしね。オタクもえり好みしなきゃ見合いとかでどうにかなったんだろ)。