日本のギャグマンガの巨匠赤塚不二夫が人格破綻者だったのは有名だろう。現代なら絶対炎上しまくっている。
ギャグマンガの場合、作者の人格が終わっていても問題はない。それが面白みになるからだ。
しかし、シリアスとなると「常識人」の方がまともな作品になる。
ジャンプ作家随一の常識人、吾峠呼センセは作中のギャグが全く面白くないが、シリアスはうっかり泣いてしまうくらいだった。
赤坂センセのギャグは非常に面白く、カグヤ様の初期は非常に楽しめたのだが、シリアスになってからはまあ面白くない。とにかく才能を感じなかった。
はよギャグやれと思っていた。
そして何を勘違いしたのか推しの子はシリアスだった。
まあ、ノッケから面白くない。
特に病気で死んで転生するヒロインが「親のコネでアイドルになりたい」みたいに言うのだが、ものすごい違和感だった。
え? って。ふつうそんなこと思う? ずっと病棟暮らしだったら、一番に欲しいのは親のコネじゃなくて、健康な肉体でしょ、と。
それに転生して、親のコネが欲しいってのはイミフで、転生するなら圧倒的美貌と才能が欲しいって思わない?? って、とんでもない違和感で、もうそこで投げたよ。
作者が普段からそんな風に考えているんだろうな。この人はコネを妬たんでいるんだな、と。
ギャグなら、「転生して親のコネほしいんかい! コネじゃないもんほしがれよ!」ってなるんだけどね。
新作もそう。
ラプンツェルは外の世界を知らないんだから、「おばさん」がミゲルと同じでなくても、「まあそういう人間もいるか」ってならない?
やっぱこの人、相対的思考ができないっぽい。